昔約30年前頃に井上陽水さんの歌で『限りない欲望』と言う歌がありました。「子供の頃お母さんに白い靴を買ってもらったが、すぐに青い靴が欲しくなった……。限りないものそれが欲望」確かそんなフレーズだったと思いますが、何故かその「限りないものそれは欲望」のこの言葉のインパクトが強く頭の片隅に今も残っております。（この歌の後半には結婚する時のドキッとする表現があります。）

その歌の裏付けの？ように私は平成4年開業以来『満足は最大の敵！』と言う言葉を信念のように思い続けていまして、後輩の人達に話をする機会があります時には必ずこのお話をさせていただいています。
人間、目標を立てて頑張り、それに達成すると大抵の方が満足をしてしまい、それまでの頑張りが嘘のようになくなってしまいます。特に営業の方のキャンペーンの時などにも間違いなく言えることです。そう言う意味では私は「借り入れ」と言えば聞こえがいいのですが、早い話「借金」を常にしています。
「借金」は自慢することでもなく、むしろ恥ずかしいことではありますが、いつの間にか『借金をしないと燃えない男』になってしまいました。これまでも「借り入れ」を完済したらまたすぐに「借り入れ」をするそんな繰り返しの日々です。
人間二つのタイプに分かれると思います。「しっかりお金を貯めてから欲しいものを手に入れるタイプの方＝堅実型」、「私のようにお金もないのに欲しいものを先に手に入れてから返済するタイプの方＝無責任型？」おそらく世間一般では前者の「お金を貯めて……。」の方が正しいでしょうし多いと思いますが、どちらがいいのかのその答えはないと胸を張って言えることではありませんが密かにそう思っています。
しかし「借り入れ」すると言うことは大変なことで平成10年の事務所設立の時には完全なる貸し渋りの酷い目に合って苦い経験を体験したこともあります。そんな意味でも「借り入れ」出来る信用問題も私にとっての課題であり目標でした。

そうは言っても「借り入れ」は私の代ですべて完済して、後継者候補の二代目の息子に引き続きする時にはゼロのスタートが切れるようにしたいものです。