本日は雨のお葬式でした。

昨夜のお通夜は家内と二人でご参列させていただきまて、

本日は息子と二人でご参列させていただきました。



平成２年の１０月から、約２０年間この仕事に転職して以来、お客様やご親族のご葬儀は

出来る限り、お通夜、ご葬儀共にご参列させていただいております。

お客様の数が増えることは嬉しいことですが、それに比例してお葬式のご参列も増えますことは

喜べない辛いものです。

ここ数年は年間に平均１５～６件、多い時には１年に２０件近いこともあります。


ご結婚の御祝やご出産の御祝、ご新築の御祝は年間どれだけあっても嬉しい悲鳴ですが、

ご葬儀だけは少ないことを願っております。



過去にはいろんなご葬儀がありました。

４０代の方の自殺でのご葬儀、３０代の交通事故でのご葬儀、３０代でご病気でのご葬儀、

小さなお子様を残されての辛いご葬儀を何度も経験して来ました。

そのようなご葬儀だけは正直余りに辛ら過ぎて、ご欠席したいのですが、

現実に目を反らす訳にも参らず、２０代からお葬式経験の多い息子に対し複雑な思いです。



本日は、お客様のお父上様で93歳の大往生とも言えますご葬儀でした。


９３歳のお客様のお父上様のご葬儀は、カラオケが大好きなお父上様だったようで

ご出棺の際には、お父上様の一番好きだった「ふたり酒」の演歌を流されての粋なご出棺でした。


喪主の方のご挨拶のお言葉で、

「９３歳で大往生と思いますが、ご本人は１００歳を目標にしていましたので無念です。」と、

そのお言葉には辛いものがありました。



91歳の父と87歳の母を持つ立場ですので、常に覚悟で、いつもながら、喪主のお立場で

ご参列させていただいております。