2009年11月13日

焼け太り?肥り?

保険業界でよく言われる言葉に『焼け太り?肥り』と言う言葉があります。

簡単に言いますと、「火事になって儲ける」つまり火事になる前より、利益が出ることのことです。 勿論現在の建物の価値価格ではなく、万一の時に建て直すための保険ですので、支払い保険金額で新しいお家を建て直すことはまったく問題はありません。

今回の台風18号の災難の中でも、ひょっとしたら、『焼け太り』の方がお見えになった方もお見えと思われます。台風のせいにして、表現が汚なく申し訳ないですが、『味噌も糞(クソ)も保険会社に請求する』そんなことです。
保険会社はお客様への平等性を図り、専門家の鑑定人に相談をしながら調査及び査定をさせていただき最終的な損害額を決めさせいただきます。

今回の台風で被害を受けられた、ある病院の先生のご自宅がかなりの損害を受けました。驚いたことにお見積り額が台風損害の最低基準額の20万ギリギリになっておりました。

先生の奥様に『素人の私が見ても損害額は30万以上になる筈ですが、どう言うことですか?』とお尋ねしましたところ、『保険で補償されるからと何で見積りや請求をするのではなく、「こんな災害で困っている時は商売抜きでやって下さい。ボランティアな思いで、保険とは関係なく、うちが自腹で払うつもりで見積りを出して下さいね!」と強く言っておいたから、』とのお言葉でした。勿論鑑定人の方も「こんなにお値打ち価格でいいのかなぁ」と首を傾げながら一発で認定させていただきました。世の中こんな方々ばかりですと助かります。

今回の台風に限らず日頃の交通事故にも同じことが言えます。世の中いろんな方々がお見えです。慰謝料目当てで通院される方も沢山お見えです。そんな時いつも、『いつか罰(バチ )が当たればいい、絶対いい死に方しないぞ!』心の中でつぶやいています。

交通事故はお互い様のことで、いつ反対の立場になるかわかりません。
『高い保険料払っているんだから、こんな時は貰って当たり前だろう』じゃぁなくて、保険はみんなで貯めたお金を万一の時に使うものとお考え、ご理解いただきたいと思います。




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Posted by 「TM部屋☆親方物語」 at 14:29│Comments(0)親方の仕事がらみの話
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