2009年03月06日

函館の親分?

決して暴力団関係の方のことではありません。函館在住の同業者の先輩代理店様のことです。所属保険会社の全国トップの大型代理店様のことでよく言う「親分肌」の方でみんながそのように呼んでいます。全国各地の代理店が函館を訪れて研修をしていただくことで我々仲間では「函館詣で」とも言われている程です。現在も全国各地の大型代理店仲間で交流している会の全員が「函館詣で」をしています。そんな中、私は特にお師匠様に信仰が深くかなりの影響をいただいており、師匠との出会いがなければ今の事務所もない程の方です。
平成2年10月の研修生時代に全国的なキャンペーンで全国入賞をした際に出会った北海道の仲間の方が二年後に独立をせずにその代理店様のところに入社すると言うことで初めて親分(師匠)の名前を知りました。
その実態を知りたくてその仲間に聞いたところ『知りたければ自分の目で見に来い!』と言われ、独立開業後時期を見て行こうと連絡をしましたら『規模1億以下の代理店には紹介出来ないから数字が出来たらまた連絡くれ!』と冷たく言われ必死で開業3年の平成7年に保険会社認定の規模1億の数字を達成するが出来ました。
数ヵ月した平成8年の2月に保険会社からのその認証式典で東京の本社に夫婦で招かれ、その後伊豆のハートランドと言う施設に場所を移動して夫婦での研修を受けました。何とその研修の講師が念願の函館の師匠でした。講演会が終わり懇親会の席上で少し腹ごしらえをしてからご挨拶に行けばいいと思っていたらいきなり『お前が水田か、話は聞いている、よく頑張ったな!』と力強い握手をしてくれました。
私も社会人としての二つの会社の経験がある中、目上の方が食事もせずに各テーブルに廻るなんてあり得ないことでまず衝撃的な感動を致しました。
式典・懇親会には全国各地約十数組の代理店が招かれ師匠の講演に全員が感動して、みんなで函館に行くこととなり、その後みんなに連絡したところ殆どの方が「酒の上の話」と言うことで結局一人で行くことになりました。
その頃保険会社からの委託契約(5年間)で後輩指導の話もあり全国各地の後輩指導をする中、札幌からも講演依頼がありましたので、北海道に行くチャンスはなかなかないし、お金もないので一人分の旅費を浮かせて家族で行くことでセコイ話ではありますが札幌の講演を引き受けることに致しました。函館に行く日の前日に札幌で講演をして翌日電車で函館へ行く予定でした。勿論失礼な話になりますので師匠には札幌とか講演の話は内緒で函館に行く日だけを連絡しておきました。
函館駅に到着したら師匠の会社にはタクシーで行くつもりでいましたので到着時間も交通機関も言ってなかったのに、
何と函館駅の出札口で師匠が待っていてくれました。開口一番『お前の行動くらいすべてお見通しだ!』と、まさに穴があったら入りたいとはこのことと思いました。
その時は二日間私はマンツーマンで研修していただき、家内と幼かった息子は師匠の奥様のご案内で函館観光でした。そして最終日の三日目に師匠の運転で約二時間かかる師匠会社の支店のある八雲と言う、研修生時代の友人のいる支店まで連れて行っていただきました。
そんな数々の感動で完全に参ってしまい、それ以来ご交流をいただいている次第です。間違いなく「函館詣で」をされた代理店の中で私が一番数怒られたことと思います。しかしそのお陰で10年前に自社事務所を持つことが出来たり、法人化や従業員を持つことも出来ました。10年前の事務所オープンの際には全国各地からの「函館詣で」をされた代理店さんにもお越しいただきました。 
そして昨年の10月の私共の十周年記念にご講演をいただくこととなりました。残念ながらどうしてものご都合でご講演の夢は叶いませんでしたが、7月に息子がその打ち合わせで函館にお邪魔させていただき私同様のマンツーマン研修をしていただきました。小学校低学年以来の函館に息子は緊張しまくりで行きましたが、結果的には二日間とも研修後の夜は私も連れて行っていただけない函館の高級料亭や高級クラブに連れて行っていただいたようで、本当に師匠には親子共々お世話になっております。
師匠は諸事情で今月末まで半年間東京に滞在しておりますので毎月東京に出向き、本日は最後の訪問月となります。
人生約57年間で本当に影響を受けた恩ある方で十数年以上のお付き合いをいただいても今だに背筋を伸ばす緊張感を持っております。




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Posted by 「TM部屋☆親方物語」 at 18:06│Comments(0)親方の仕事がらみの話
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